性格:お稽古 その2
さてさて、ヤマハですが
こちらも大奮闘の日々でした
無料体験の日は、とても楽しそうに教室に入りました
が、幼児科クラスの無料体験1時間
ピクリとも動かず、何もしないまま終了
あ~、音楽には興味ないんだと思って申し込みなどせずに教室を出た
とたん、無料体験で習った歌を口ずさんだ
「遅いねん!何で教室でうたわへんかったん!」
「。。。。。」
「ヤマハは行かないからね。これでおしまい!」
「えー、エレクトーンしたいのにぃ~」
「今日何もせんかったんやから絶対にいきません!」
というと泣いた。。。
それでも私の気持ちは全く変わらなかった
それから数日後、担当してくださった先生から1通のハガキが届きました
「男の子は最初恥ずかしくてできなくても、すぐに慣れてできるようになりますよ」
というような内容だった
チビに再度聞いてみた
「ヤマハ本当に行きたい?」
「うん o(^-^)o」
これもヤマハの作戦だったのかもしれないが、その作戦にまんまとのってしまいました
まぁ、いいか、やらせてみて、本人が辞めたがったら辞めたら
そんな軽い気持ちから通わせました
何度も、いえ、いまだに、「辞めよう」って私が言っています
毎回、レッスンの一番最初に名前を呼ばれます
「らいぜく~ん」
「。。。。。」
きょろきょろしてるけど、あなただから!そう思いながら無理やり手をあげさせようとするがあげない
勿論名前呼ばれても無視
「前に集まってくれるかな」とピアノの前に集まる子供たち
チビは声なんて出せてない様子
リズム遊び、1人だけ手を叩くタイミングが違う
はぁ~、駄目だこりゃって毎回のように思いました
名前呼ばれて、「はーい」って返事できるようになるのに、1ヶ月かかりました
返事が出来るようになった頃、1人ずつドレミで歌を披露することがありました
それからしばらくして、今度は1人ずつエレクトーンで弾くというものがありました
ドレドだけを繰り返して弾くという単純なものでしたが、それでも私は感動して泣きそうになりました
なんせ、名前呼ばれても返事すら出来なかった子ですから
そして、8ヶ月くらい経ったころから自信がついてきたようで、受付のお姉さんにも
「こんにちは!」
って笑顔でいけるようになりました
受付のお姉さんが、担任の先生に
「最近ライゼ君、とても楽しそうに来てますよ」
って言ってくださったようで、私も嬉しかったです
そして、今年4月、初めての発表会がありました
チビたちの教室は、「雷鳴と稲妻」という曲を
大太鼓、タンバリン、カスタネット、シンバル、トライアングルで演奏するというものでした
チビが選んだものはトライアングル
タンバリンとカスタネットは3人、それ以外は二人ずつの構成
ドキドキしたリハーサル
もう1人のトライアングルの子が病欠
しかも、リハーサルの時に指揮していた先生が担任と違っていて、トライアングル叩くところ大幅に間違って覚えて帰ってきてしまったチビ
本番までに必死で練習して直しました
本番当日
先生が走ってきて
「ライゼ君、大変なニュースがあります。トライアングルはあなた1人です。がんばってね!」
う”う”う”。。。。。
ま~じ~!!!
ドッキドキして見ましたよ
さすがに、1人トライアングルの音は小さかったですが
間違うことなく終了
もう胸がいっぱいで、泣きそうでした
ヤマハ辞めなくてよかったなって思いました
発表会終了後、大きなステージの上での演奏で少し自信ついたみたいです
今でも、「やめたら?」 「絶対やめない!( ̄へ  ̄ 凸」
と言い合うことは多いですが
毎日15-30分、ピアノ練習してくれるまでに成長しました
さてさて、こんだけ忙しいチビですが
まだまだ習いたいものがあるらしいです
今のところ、遊びの一環で
サッカー
キックボード
インラインスケート
スケボー
をさせていますが、
スクールに通わすと、絶対に辞めない子なので、通わすことを躊躇しています
しかし、何で辞めたくならないんだろう。。。
すぐに辞めたくなる私には理解できないわ。。。